「博多湾水質保全計画」を策定する予定であり、平成7年度から調査を行っている。
博多湾の富栄養化の原因となるリンを削減することを目的に平成5年度から下水の高度処理施設の整備を行っており、また、海浜地でごみ等を除去するとともに、和白干潟周辺海域ではアオサ回収を行っている。
? 安全で快適なまちづくりの促進
公共交通機関の整備とその利用促進のためJR線の複線化の促進や地下鉄と私鉄との相互直通運転化の調査を行っている。
また、本市の西南郡地域の交通渋滞を緩和し、効率的で利便性の高い公共交通体系の確立を図るとともに均衡あるまちづくりを推進するため、平成8年12月に地下鉄3号線の建設に着工した。
? 緑化の推進
地区の緑の拠点となる公園、学校等の公共施設の緑化を推進するとともに、緑のネットワークを形成する街路、河川、海岸等の緑化を推進することにより、市街地における緑の骨格の形成を図っている。
(3)人と自然との共生(貴重な生物の保全)
九州がアジア大陸とつながっていたことを示すといわれる淡水魚(ヒナモロコ)を平成4年度から人工飼育しており、平成7年度からは金武川エコロジカルリバーの自然観察池に試験的に放流し、経過を観察している。
また、今津干潟でカブトガニの産卵状況等の生息環境調査を行い、保全対策や調査方法等を検討している。
(4)循案型社会の構築
? ごみ減量施策の推進
市民・事業者・行政が公平な役割分担のもと、ごみ減量・リサイクルを推進するためごみ減量・リサイクル推進会議を設け、全市的に実践活動を展開している。また、ごみ減量・再資源化優良事業者の表彰や地域集団回収表彰を行っているほか、ごみ減量に関する各種の広報教育活動も行っている。
? 省エネルギーの推進・未利用エネルギーの活用
循環型社会を構築し、地球環境の保全に貢献するため、次のような各種施策を展開している。