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開会のあいさつ

 

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京都府知事 荒巻禎一

 

本日は「地方分権推進フォーラム’97 inきょうと」を地方六団体、財団法人自治総合センターと共に開催させていただきましたところ、このように満場を埋め尽くすような盛会となり、主催者といたしまして、心からお礼を申し上げます。

パネリストの皆様あるいは講演をいただきます講師の先生におかれましては、本当に大変お忙しい中を京都までお運びいただきまして、心からお升とを申し上げます。北は北海道から南は高知県まで全国各地から約900人もの方にお越しいただいたそうでございまして、他府県からいらっしゃいました皆様方に対しましては、京都府の知事といたしまして、心から歓迎とお礼を申し上げる次第でございます。

さらに、京都府議会からは過半数を超える議員の皆様にご出席いただき、ここで府議会が開けるぐらいでございまして、それだけ地方分権に対して皆様方の関心と期待が強いということだと思っております。また、市町村長さんや市町村議会の議員さんをはじめ、今日は各界各層から御出席いただいております。講演を聞いていただくだけでなく、パネルデイスカッションでは会場からの御意見をお聞きする機会もあるようでございますので、どしどしと御意見をいただいて、それを諸井委員長をはじめ、地方分権推進委員会の先生方におかれては今後いろんな形で反映していただければ、大変ありがたいと思っております。

先日、地方分権推進委員会の第4次勧告が示されたわけでございますが、今日の閣議で、橋本首相が勧告を尊重して進めていくということを決め、さらに今、省庁再編の話が出ておりますけれども、地方分権こそが、行政改革を進めるに当たって、まず取り組むべき課題であって、それを受けて省庁の再編も進めていくべきだという趣旨の談話を発表されておられます。まさしくその通りだと思います。そういう意味で今日は一つの大きな区切りの日でございます。地方分権推進委員会の諸井委員長さんは、行政改革会議の委員でもございますので、そちらのほうに我々の意見を伝えていただきたいと思っております。

 

 

 

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