9. 「わたしにできること」ごみについて考える
ガールスカウト日本連盟 京都府支部京都府第34団 中山 亜由美
私は、環境をテーマに、いま私たちにできることについて、3年前からガールスカウトのギャザリングという機会を通して考えてきました。
まず、最初に思ったことは、一部の人を除いて、まだまだ問題に対する実感がないのだなと思いました。それは、私も含めていえることであって、いろいろ考えることはするけれど、じっさい地球がどんなふうになっているのか実感がないので、だいじょうぶという思いで、行動までにいたらないのだなと思います。でも、やはり危険な状態がくる前に、どんどん行動していかなければいけないと思います。
いま、私がいちばん簡単にできることは、再利用していくことだと思いました。じっさいにフリーマーケットは、私たちの世代ではとくによく行くわけで、服でも、むかしお母さんが着ていたころのものや、あるいはおばあちゃんの世代まで流行がきているし、これも立派な再利用で、古着も、古着屋があるくらいだから、こういうかたちでじつは再利用していたのだなというのでもいいと思います。また、いまではもうすっかりみんなが行動に移せている、牛乳パックやトレー、ペットボトル、空き缶。
私は、無理やりに地球のために行動していくのではなく、自分がやりたいと思って行動していくのが、ほんとうに地球がよくなることで、一人ひとりがちょっとやる気になれば、前にいったようなトレーやペットボトルの回収のようになると思います。
私たちは、べつに悪気があって地球を汚しているのではないと思います。せざるをえない時代なのかもしれません。でも、その程度を考えていかなければいけないと思いました。最後に、10月5日の市民まつりでは、ゴミの分別に協力するコーナーを行う予定なので、来てみてください。
10. 「ちょっとしたことで…」
京都府PTA協議会 荒河 明美
府PTA協議会の荒河です。
「暖冬で温かいね」などといっていたけれども、そのずっと前から温暖化は進んでいたのでした。そのうち、暖冬に冷夏、洪水に早魃(かんばつ)等々、不安を覚えることがあります。この原因をつくったのは、われわれ人間です。
最近の著しい産業の発達により、どんどん生活は便利になりました。スイッチを押せば電気はつく、外出は自動車、なんの疑いもなく使用しています。この感覚が、自然を破壊していく一つではないでしょうか。寒ければ暖房、暑ければクーラー、スイッチーつです。ほとんどの家庭にクーラーがあり、使用されたことでしょう。エンジンのかけっぱなし、から吹かし、これもです。
クーラーをつける時間を短くする、室内温度を上げる、扇風機に変える。駐車時はエンジンを切る。ちょっとそこまでの外出は歩く、自転車に乗るなど、ちょっとした工夫、ちょっとした我慢をすることにより、省エネにつながり、大気中の温室効果ガスを増やすもとになる二酸化炭素などの排出を防ぐことにならないでしょうか。このガスが増えることにより温暖化されるのですから、何千万分の1、いやそれ以上分の1かもしれませんが、われわれにできることの一つになると思います。
「私1人ががんばっても」ではなく、「私1人でもやってみよう」と思う心が地球にとってはうれしいことかもしれません。