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会、ゲートボール大会、各種バザー等を行い、平成五年からは、国体開催を契機として町主催の「ポンポコマラソン」が共催され町外からの参加者も多く、イベントとしての広がりを見せています。

 

●シルバー学園

昭和四十八年に高齢者教室を開催し、一年間で終了の予定でしたが受講生から継続を望む声が多く、卒業のない学校という趣旨のもとに進級制を取り入れ、昭和五十五年に「貞光町立シルバー学園」と改名され、現在に至っています。

現在、六十歳以上の高齢者が三〇四名在籍しており「生き甲斐と創造の事業」、「一般教養」、「趣味講座」の三本柱を基本に学園生の自主的運営を重視した活動となっています。

自らの啓発と幸せな生活を目標としながらも、豊富な知識、経験や技術を生かし地域社会に貢献するため、昔の遊びの伝承、紙芝居、親睦ゲートボール大会、保育園児との交流を通じて子供達の健全育成、また、貞光まつりへの作品出展、運動会や阿波踊りへの参加などの積極的な活動を行っています。

 

●むすび

地方分権や町村合併が不可避な時代となり、交通通信網が整備され町村や県を超えた交流が増え、今後、地域コミュニティのあり方も間われることと思われますが、そこに住みたいという地域への愛着を持つことが基本であることは変わらないと思います。それぞれの時代やその町や人に合った活動をまず自分から実践し続けて行くことから始まると思います。

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