日本財団 図書館


設)や町立図書館でありスコレーパリオ(いさわ文化・スポーツ振興財団事務局がある)である。センターでは1989年からスコレー大学を開校、受講生は延べ26,500名を数えている。多彩な43コース(今年度)がある大学は1年1学期で、45単位を取得すると卒業証書が渡される。実生活にも役立つ講座は、すっかり住民の間に定着している。利用登録者23,000名を誇る図書館の蔵書や視聴党資料は、10万点を越えている。他の図書館とのネットワークシステムも完備しているため、検索可能量もぼう大である。大学と同じく町民に限定していないため、近隣市町村の利用者も年々増加していて、広域的な文化拠点を形成している。

公園やスポーツ広場を備えた一連の施設は笛吹川沿いにあり、周囲が果樹園のため落ち着いた環境にある。まさにスコレーの場であり、訪れる人々にとってくつろげる空間となっている。

 

■ 愛すべき風土を次世代に

スコレー都市づくりは人づくりであると意識している石和町では、それを支える福祉や健康面にも留意している。本年度はデイサービスセンターと町営温泉施設が完成予定で、町立病院と保健福祉センターを併せ持つこの町に、またひとつ大きな財産が増える。

総合計画終了年度の2,000年を目前にした今日、25,000人の町民すべてがよりよき21世紀の黎明が迎えられえるよう、もう一度スコレーの4つの旗を見つめ直し、さらに高く揚げて、人を大切にする行政をこの地に確立させていかなければならない。そして、次世代に愛すべきこの風土を確実にバトンタッチすべく、自然を大切にする想いを一人ひとりが胸にして、我が石和町がもっともっと輝くであろう世紀に向かって、歩んでいきたい。

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