創立20周年を迎えて
湯浅 利夫(財団法人 自治総会センター理事長)
1. 財団法人自治総合センターは、本年4月1日をもって、創立20周年を迎えることになりました。
当センターは、地方自治の振興と住民福祉の増進に寄与することを目的として、地方自治関係者及び地方六団体代表者が設立発起人となり、自治大臣の許可を得て、昭和52年(1977年)4月1日に発足いたしました。以来、地方公共団体等の要請に応えて、地方自治の各分野にわたり、幅広い事業活動を積極的に展開し、今日まで順調に成長を続けてまいりました。
これもひとえに、自治省、地方六団体、財団法人日本船舶振興会(日本財団)、全国モーターボート競走施行者協議会、全国自治宝くじ事務協議会など関係方面の適切など指導とあたたかいご支援と創立以来事業の拡充や経営基盤の強化に尽くされた役職員一同の努力の賜物と深く感謝する次第であります。
2. 当センターの主な事業は、地方自治啓発事業と宝くじ普及広報事業であります。
(1)第1の地方自治啓発事業としては、日本財団からの拠出金を財源として、住民の自治意識向上と活動の推進を図るためのコミュニティ研修会、地方行財政問題や時事経済問題などについての自治講演会を開催するとともに、地方自治が当面する諸問題についての各種調査研究活動を行い、その調査結果を広く公表しているほか、地方自治行政の運営及びコミュ二ティに関する情報などを中心とした機関紙「自治だより」を発行しております。
また、国際間の交流の拡大に対応し、諸外国との円滑かつ効果的な交流を促進するため、各種外国文献、資料等の翻訳、紹介を行っております。
最近においては、地方自治に関する緊急かつ重要課
