5.国内外のガスタービンエンジンの整備実態
我が国のガスタービンエンジンの整備状況は5.8の整備実態一覧表にあるように、整備要件としてアリソン社のオーバーホール・マニュアルを使用し、整備施設・設備も略同じ程度のものを有し、アリソン社のトレーニング・スクールの教育を受け、同様の整備がなされており、当該マニュアルもアップ・ツー・デイトの修正・維持がなされているとのことであった。
その中で、特に我が国のガス・タービン・エンジンの検査間隔は運輸省により、各社の実績と申請によりHSI/TBOの時間は、1,300/2,600、2,500/5,000、3,000/6,000と各社毎に延長されて来ている。
将来は、香港のF.E.H.社の実績でHSI時間/TBO時間(3,000/12,000)、更には必要な条件さえ揃えば米国アリソン社の意図するHSI時間/TBO時間(3,000/15,000)のところまでは信頼ある整備のための検査時間・間隔が考えられるものとした。
以上の様に資料のまとめと検討がなされましたが、今回の調査研究の期間が非常に短かったため十分な検討に至らなかった点はあるが、十分でない問題は次の機会が待たれるものと思われる。