日本財団 図書館


用いている。

回答にあるUU等は次の意味になる。

UU  ……インドネシア語“Undan Undan”の略で、“…法”の意味。

Pelayaran ……インドネシア語で“航海”の意味。

Tahun ……インドネシア語で“年”の意味。

PP  ……インドネシア語“Poraturan Pemerintah”の略で、“大統領令”の意味。

KM  ……インドネシア語“Keputusan Mentri”の略で、“大臣令”の意味。

SO SV ……いずれもオランダ語で、SOは“Sechfen Oldnantia”の略、SVは“Sechfen Vereneging”の略で、併せて“Rule and Ship”の意味。

M. I. ……英語の“Marine Inspector”の略。

SEACOM  ……英語の“Sea Communication”の略。

BKI ……“Biro Klasifikasi Indonesia”の略。

2. ここ“SEACOM”がこれら法令の(立案、執行の)所掌である。ハーバーマスターがマリンインスペクターを置いている。

マリンインスペクターには500GT以上の船舶を検査するAクラスと500GT未満の船舶を検査するBクラスとがいてハーバーマスターコース、マリンインスペクターコースに分けて3ヵ月毎に研修を受ける。

大きな港(クラス)4港にはAクラスの検査官がいる。

27州の他の港にはAクラスとBクラス、又はBクラスのみいる。

船舶だけでなく、海のこと全てについて、監督はここSEACOMで行っている。

3. 検査機関としては、船体構造に関してはインドネシア船級協会(BKI)のみが行う。その他はケースバイケースである。IACSによる検査は、LLC関係も含めて、その時点に応じて判断する。例えば今日本に(インドネシアの)船がいる。しかし検査官は日本に居ない。NKの検査を受けていれば、その内容をこちらで検討する。インドネシアの本部の許可を得て、証書を出せる。500GT以下の船舶はBKIが検査する。BKI がIACSを活用する。IACSのメンバーとしては6協会(ABS、BV、DNV、GL、LR、NK)にKRとCCSを加えたものが活用される。

4. 政府と船級協会以外には検査機関は基本的にない。強いて挙げれば、パナマやホンジュラス籍の船舶についてはそれらの国のエージェンシーが検査出来る。ハーバーマスターに報告しなければならない。

5. 全国43ヵ所に役所が存在し、検査の迅速化に役立っている。本部が関わるのは新造で最初に証書を出す時と更新の場合のみである。

7. 無線設備の検査は、以前の規則ではハーバーマスターが行った。新しい規則ではSEACOMが行う。ただこれもケースバイケースで、例えばJRCがその製品について実施した試験については、その内容を検討して証書を発給する。

8. GMDSSは全面的に適用する。マリンラジオインスペクターを追加する。トレーニングは終了した。漁船も全て従っている。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION