第1測定部における試験は、風速20m/s程度ですでに天幕の破損が発生する等、風洞閉塞のため、第2測定部における状態と異なるより厳しい状況が確認されたため、開口部の開閉状況を変えた風速30m/sの試験を中止し、天幕を補修した後、ボンベによる膨脹試験のみを実施することとした。
風速30m/sにおいて膨脹を開始した所、20秒後に主気室が膨脹し、その後30秒後に支柱気室も膨脹したが3本共座屈した状態であった。そのまま5分間放置後、外観を調べたが損傷はなかった。
試験の状況を表18に示す。また、風洞内固定状態を写真13に示す。