日本財団 図書館


(c) 内航貨物船及び漁船

定期的検査の時期に合わせて膨脹式いかだの整備が実施されると思われるので、いかだの整備は最短の場合は1年9ヵ月、最長の場合は3年3ヵ月の場合が生じてくる。

艤装品の内、火工品及び応急医療具Aパックは有効期間が3年6ヵ月であるが、これを新換する場合には船主の意向に従い実施し、トラブルが発生しないよう注意する必要がある。

実施される検査は製造後の経年により次のとおりである。

上記の(b)及び(C)の船舶については、A761(18)の整備の方法が準用されている。

(d) 膨脹式救命いかだの整備時期及び整備内容

(1) 原則

122-1.gif

(2) 特例

第2種船にあっては、定期的検査で行う実ガス膨脹試験、荷重試験、耐圧試験及び漏洩試験を当該検査とその後の定期的検査に分割し、それぞれ3年を超えない間隔で、かつ、全体が3年3月以内に結了するように順次行ってよい。(実ガス膨脹試験については、5年毎に最低2個以上実施し、それ以外のいかだについては、ガスポンペ交換時に実施しても差し支えない。ただし、ガスボンベの有効期限内に限る。)

 

(特例の一例)膨脹式救命いかだを30台搭載している第2種船の場合

(全数同じ製造年月)

122-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION