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有事の際、コンテナが割れていかだが瞬時に展張するのはこのガス装置が正常に作動したことにほかならない。以下各部品毎の構造並びに機能等を述べる。

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(a) ガスボンベ

容器内のガス量は容器の保安上、充填の最大量を充填比をもって規定されている。(船舶関係の充填比は1.5以上である。)この規定値内に於いて各メーカー毎、型式毎のいかだ専用ガスボンベが準備されている。

P35[参照]膨張用ガスの性質

P51(4)ボンベ点検を参照のこと

構造はガスの容器と容器のテーパーネジに堅く(約1500kg・cm)ネジ込まれたポンペ口金からなる。容器内のガスはこのボンベ口金により封止されている。

ボンベ口金はボンベ形成の一部であり、以降の整備に当っては単体で手当することはない。

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(イ) 容器

○刻印

容器には高圧ガス保安法に基づいて容器記号番号、内容積(l)、容器質量(kg)、耐圧試験圧力及び年月、再耐圧施行年月、ボンペ製造者名(符号)等の事項がその肩部に刻印されている。

 

 

 

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