自航要素
氷中自航試験結果より、氷中でのスラスト、トルク、自航要素を求めた。これらを表2.15に示す。氷中でのスラスト減少係数1-tiを図2.7に示す。図中にはAd船型Drd船型の1-tiを併せて示す。本船の値は0.8〜1.1の範囲に分布しており、Ad船型Drd船型の値とほぼ同一で、船尾形状の推進性能に及ぼす影響ついてはほぼ同一の性能を有していると言える。図2.8には、本船及びAd船型Drd船型の氷中での1-wiを示す。1-wiは若干ばらつきが大きいが、平均値としては開水中の値とほぼ同じ値となっている。 Ad船型Drd船型と比較しても有為な差は認められない。