調査結果;
Q1.船体そのものはF2P船ではなく、鋼船としている。
F2P船の場合、氷と衝突した時には船体側が傷つき危険なので回避しながら操船せねばならず時間的にも燃料消費的にも不経済であるのに対して、鋼製は氷にぶつかっても大丈夫なのでよほど大きい氷は別として少々の氷原ならば回避せず砕氷しながら航行する故である。
着氷による船体重心のアンバランスが発生すれば、その度合に応じてハンマリングで氷を除去している。操船する船長1名を残し、他の全員で除去作業にかかり、氷の付着状況によっては数時間にわたって作業を継続するこを余儀なくなせられている。このような事態に至るケースが年2〜3回ある。