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訪問先; 船名   第52三光丸

 

調査地; 根室港

 

訪問日; 1997年11月21日

 

訪問者; 委員会メンバー(敬称略)

委員  山本隆也((株)釧路内燃機製作所)

〃   佐久間孝一(日本電気無線(株))

〃   大橋和朗((社)日本船舶品質管理協会) 

 

調査船の概要;トン数 19トン

漁業種類 タラはえ縄(サンマ棒受網、サケマス流し網)

所属漁港 根室港

主たる漁場 千島列島、択捉、色丹近辺

 

甲板上の搭載機器

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調査結果;

Q1.船体そのものはF2P船ではなく、鋼船としている。

F2P船の場合、氷と衝突した時には船体側が傷つき危険なので回避しながら操船せねばならず時間的にも燃料消費的にも不経済であるのに対して、鋼製は氷にぶつかっても大丈夫なのでよほど大きい氷は別として少々の氷原ならば回避せず砕氷しながら航行する故である。

着氷による船体重心のアンバランスが発生すれば、その度合に応じてハンマリングで氷を除去している。操船する船長1名を残し、他の全員で除去作業にかかり、氷の付着状況によっては数時間にわたって作業を継続するこを余儀なくなせられている。このような事態に至るケースが年2〜3回ある。

 

 

 

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