第5章 現地調査
調査した文献は古いものが多く、現在の状況にも適合しているものか、あるいは、その後の進歩で最新の技術が確保されているものかを確認する意味や現状を把握するため、現地を訪問調査した。
調査対象については、着氷経験を有するものとすることが望ましいので、国内においては北海道地域から選定することとし、海外においては極寒経験の多い北欧から選定することとした。選定段階において、極寒経験の多い国としてカナダやソ連も対象として検討したが、相手先の受け入れ態勢や日程調整の関係で今回は見送ることとし、フィンランド、イギリス、ノルウェーの3ヵ国とした。
調査に当たっては、事前に調査趣旨書及び質問書を送付し、協力を要請したうえで実施した。