を要して築き上げた生態系のバランスを狂わす恐れがでてきている。原油や化学物質による直接的な海洋汚染だけではない。海洋では、物理的・化学的・生物的なメカニズムによって様々な物質が循環しているが、この機能に障害がおこることは、広い意味での海洋汚染と考えられる。また、「目に見える汚染」(水俣病、イタイイタイ病等の公害病、赤潮・青潮、原油汚染等)から「目に見えない汚染」(有害化学物質による汚染等)にも注意を向けることが重要であると考えられる。
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