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当初のリード部は、線径0.8mmのNbTi超電導線(Ic=900A at1T)×4本+線径0.65mmのNbTi超電導線(Ic=800A at1T)×1本を束ねて半田で固めたものであった。今回、これに線径0.65mmのNbTi超電導線を2本添えて半田付けした。

 

(2) 静止通電試験

図2に示すような試験装置に組み込んで静止通電試験を行った。

(ア) 2時間連続通電

(イ) 限界電流(クエンチ電流)の測定

(3) 端子部上側NbTi超電導線の修復

限界電流の測定試験において端子部上側NbTi超電導線が焼損したため、端子部上側NbTi超電導線に平角NbTi超電導線(断面1×2mm、銅比1)×3本および銅線(断面1×2mm)×7本を添えて半田付けして接続した。

(4) 静止通電試験

限界電流の測定(再試験)

(5) リード部NbTi超電導線の修復

限界電流の測定(再試験)において上記(3)の反対側の端子部下側NbTi超電導線が焼損したため、この焼損個所を線径0.8mmのNbTi超電導線×5本+線径0.65mmのNbTi超電導線×2本+銅線(断面1×2mm)×4本を半田付けして接続した。また、焼損していないほうの端子部下側付近についても銅線(断面1×2mm)×4本を添わして半田付けした。

(6) 加振試験(端子部強化前)

端子部を従来の支持方法のままで加振試験を行った。加振試験装置の概略図を図3に示す。

振動周波数100〜400Hz、目標加速度0.4km/s2

(7) 端子部の強化

端子部の補強材を強化し、その効果を調べた。

(8) 加振試験(端子部強化後)

振動周波数100〜400Hz、目標加速度0.4km/s2

 

 

 

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