日本財団 図書館


し米国加州の特定地区でのみ脱硝装置を稼働させているものや、4基のうち1基に脱硝装置を取付けたものなどいずれも限定されたものである。詳細は公表されていないが他にも、船舶用を対象に研究中のものや計画中のものもあるが、いずれも実用化には至っていない。

また、舶用システムとして、脱硝触媒と酸化触媒を組み合わせたものが検討されているが、特に尿素水を噴射するノズル形状に工夫がなされ、目詰まりしにくい様にしている(図2.2-3)。

この他にも、2サイクル機関の低い排ガス温度に適用する目的で、スクラバーにてSOxを除去した後に低温作動型触媒を用いる方法(図2.2-4)や、排ガスの温度に応じて低温作動触媒を通常のV2O5/TiO2触媒と組み合わせて使用することが検討されている。

034-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION