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・舗抔湧爪構造へvサ前戰旨爪億訴瀏ルの適用(Weld 2000 餅杆湫ム)

・疲労挙動における不確実性の研究(Shipyard 2000 プログラム)

・疲労をベースとした設計法の開発(EU Brite-EuRam Project:FatHTS)

・繊維強化プラスチック・サンドイッチパネル技術

(c)極地技術

・氷海域運航シミュレータ(フィンランド海事安全研究所、EU-Maritrain Project)

・流氷域での航行可能性(ロシア科学アカデミー、Kvaerner Masa-Yards)

・極地航行船のルールのハーモナイゼーション(ニューファンドランド記念大学)

・氷負荷モデルに基づくプロペラのルール策定(カナダ)

・流氷域での油流出・拡散(セントペテルスブルク工科大学)

・流出油のバイオレメディエーション(ロシア、ノルウェー、スウェーデン)

(d)運航と安全

・フィンランドの海上輸送におけるリスク・アセスメント

・事故報告の分析

・POSEIDON:船舶の位置・状態に関するデータの自動転送用トランスポンダ(EU)

・バーチャルリアリティを用いた船舶制御シミュレータ

(e)舶用機械

・火災に強いエンジンルーム(TEKES)

・エンジンルーム・トレーニング・シミュレータ

・舶用機械の信頼性解析モデル

(f)モデル試験

・ラダー推進システムのモデル試験(SEATECH)

・各種船舶の風洞試験

(g)小型船

・レクリエーション船の認証

 

以上のように、共同研究開発の相手が明確なテーマでは、大学や研究機関との共同研究開発やEUプロジェクトが多くなっているが、TEKESが関与しているテーマや、相手が不明確なテーマの中に、民間企業との共同研究開発がかなり含まれていると予想される。

なお、受託研究費のなかの約半分が国際協力的なプロジェクトであり、そのうちのまた半分程度がEU関連であるとのことである。このようなプロジェクトでは、資金的なことよりも、最先端の情報交換ができることを重視している。

ロシアや中国等との共同研究開発では、まずフィンランドの企業がそれらの国の企業と共同研究開発を始め、それにMIFが関与するというケースが多い。

 

?共同研究開発プロジェクト

ここでは、過去にMIFが関与した共同研究開発プロジェクトのなかからいくつかの事例を紹介する。

 

(a)Azipod 電気推進エンジン(図5-2-3参照)

Azipod 電気推進エンジンは、ABBとKvaerner Masa-Yardsが氷海域航行用に開発したもので、ディーゼル発電機とモータを分離し、モータとプロペラを結合して船外に出す形にすることにより、この推進部が鉛直方向を軸として360゜回転できるようにしたことが最大の特徴となっている。これにより、氷海域では推進部を180゜回転させて、より砕氷しやすい

 

 

 

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