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3)研究開発の管理方法に求められる条件

図3-32は、独創的なコンセプトを考え出し、かつそれを商品化するために、研究開発の管理方法に求められる条件の有無についての回答結果である。前項と同様に、研究開発者のほうが条件の必要性を求めているが、具体的な条件の内容例は以下のとおりである。

この場合も、前項と同様、創造性を重視する場合は自由度を高める方向の管理が必要であるが、商品化に結び付けるためには成果重視の管理も必要である。これも内容例にある「責任分担を明確にして、その分担内ではその人の自由度を増す」というのが最も妥当な条件と言えよう。

 

・個性の重視

・管理しすぎない

・主体性を持たせる

・人の性格により管理方法を変える

・長期的視点からの管理

・チャレンジしやすい風土

・成果重視の管理

・プロジェクトの成功、不成功の責任の明確化

・投資に対する成果の厳しいフォロー

・責任分担を明確にして、その分担内ではその人の自由度を増す

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