2. 実ブロックでの性能確認実験 傾斜シーム溶接ロボットを現場に移設し、テストピースでの溶接確認終了後、平成9年6月から実船曲がりブロックのシーム溶接に適用実験を開始した。適用した船種は7万4千トンバルクキャリア2隻、10万および15万トンタンカー各1隻の合計4隻である。適用対象ブロックおよび溶接能率の実績を表2.1に示すが、平成9年末までの適用実績は、23ブロック、溶接継手数29本、溶接長合計374mである。
2. 実ブロックでの性能確認実験
傾斜シーム溶接ロボットを現場に移設し、テストピースでの溶接確認終了後、平成9年6月から実船曲がりブロックのシーム溶接に適用実験を開始した。適用した船種は7万4千トンバルクキャリア2隻、10万および15万トンタンカー各1隻の合計4隻である。適用対象ブロックおよび溶接能率の実績を表2.1に示すが、平成9年末までの適用実績は、23ブロック、溶接継手数29本、溶接長合計374mである。
実ブロックヘの適用において、導入当初は軽微な機構部の不具合や溶接制御プログラムのバグによるトラブルが発生したが、正常動作においては溶接欠陥の発生は認められず、良好な溶接結果が得られた。図2.1に実船への適用状況を、図2.2に溶接ビード外観の一例を示す。
前ページ 目次へ 次ページ