表7.3に標準的な曲がりブロックの片面板継溶接能率の試算結果を示す。
モックアップテストの状況から、現場工事における「レールのセット」、「溶接ロボットの移動・撤去」、「トーチセット」時間を表のように推定した。その結果、溶接長20mの場合の溶接能率(1時間当たりの溶接長)は約8.1m/Hとなり、現状の片面半自動溶接(1.7m/H)の約4.5倍、片面簡易自動溶接(5.3m/H)の約1.5倍である。また、従来の施工法はいずれも1電極1ラン溶接のため、溶接残しの半自動溶接が仕上ステージで必要になるが本溶接ロボットでは不要となる。