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障害や弊害も取り除く努力が必要であることも確認された。循環式陸上養殖法を広範囲の人々に広め、産業として確固たる基盤を築いていくためには、ハードとソフト両面において、以下の諸問題を解決していかねばならない

イ)設備機器類コストの大幅な削減による償却負担の軽減

*現在考案されている機器類のさらなる性能アップとコストダウン

*各機器の機能のムダを最小限に、配管、配置等の改良

*より高密度での養成追求

*バイオ利用以外での水浄化システムの考案

*スケールメリット追求による生産量当りの減価償却負担軽減

ロ)ソフト技術開発による養成コスト削減

*餌の改良、給餌管理による品質向上と増肉係数ミニマイズ化

*魚病対策、ワクチン利用等による生残率の向上

*使用電力軽減のための工夫、温排水利用等

*最少人員による管理・生産体制

 

 

 

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