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(c) データ交換制御プログラム

ACIMリファレンスアーキテクチャにおける Application の具体例の一つである。GPME PMアクセスサービス、CADリポジトリアクセスサービスのクライアントとなり、実際のデータ交換処理を行う。

(2) CADリポジトリアクセスサービスの実装例

CADリポジトリアクセスサービスのインタフェース仕様は本開発研究で規定するが、その実装は各CADごとに行う必要がある。一方、その実装方針について特に規定することはないが、参考のためいくつかの実装例を示す。

(a) 実装例1 CAD固有のデータベースへの直接アクセス

CADリポジトリアクセスサービス内で対象のCAD固有データベースへのアクセス関数を呼び出し、これへの直接アクセスを行うものである。図5.3-3にその構成を示す。

IDL言語バインディングが規定されている言語(今のところ C, C++, Smalltalk, COBOL, Java)でCAD固有データベースへのアクセス関数が利用可能な場合に可能である。

 

155-1.gif

 

(b) 実装例2 CAD固有のデータファイル経由

CADリポジトリアクセスサービスが、PMへ受け渡すデータをCADシステムが読み書き可能なファイルから受け取り、また、PMから受け取ったデータをファイルへと書き出すものである。図5.3-4にその構成を示す。

IDL言語バインディングが規定されている言語で、CAD固有データベースへのアクセス関数が利用できない場合(例えば FORTRAN)や、CAD固有データベースへのアクセスがファイルでしか公開されていないような場合に適用できる。

 

 

 

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