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ンの機能要件を整理した。

(a) 管理物量の算出

管理物量は設計情報の完成度に応じてPM内の情報の積み上げや統計的手法を併用して算出する。

(ア) ブロック重量

搭載ブロックの重量の算出方法には次の3つが考えられる。

・ブロックを構成する船殻部材、ブロックに所属する艤装品の重量を積算

・過去類似船の実績などを基にした統計的手法で算出

・設計者の定義した式で重量を算出(数式エディター)

(イ) ブロック数

船首や船尾などの区画別、平行や曲りなどのブロック形状別タイプ別のような単位で集計する。

(ウ) ブロック重心

ブロックを構成する船殻部材とブロックに所属する艤装品の重量を基に算出し、幾何的に表現する。本項目は厳密には物量ではないが、初期生産設計において重要な判断基準である。

図 5.2-1はブロック重心算出機能の画面イメージである。

 

142-1.gif

 

(エ) ブロック溶接長

ブロック単体の溶接長の合計で、ブロック建造時の作業量把握の資料の一つである。

(オ) ブロック継手長

ブロック間の溶接長で、ブロック搭載時の作業量把握の資料の一つである。

(カ) ブロック構成部品数

 

 

 

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