(c) STEPの位置付け
組立製品の構成部品の表現方法はSTEPでも検討されている。産業界相互の標準化の観点から、本開発研究における艤装品の表現方法を検討するに当たっては、共通の表現が可能なものはSTEPを参考にし、表現方法等を踏襲する。
具体的には、艤装品に相当する分野の検討が進んでいるものとしてプラントSTEPのAP221とAP227を取り上げ、その調査を行った。その結果、AP227が具体的に構成部品を表現するクラスを規定しており、本開発研究の参考になるものが多く含まれていることが分かった。なお、AP221は今回の調査の範囲では、どのような構成部品も表現できる柔軟な構造を目指しているが、具体的な構成部品を表現するクラスを規定するものではなく、いわば構成部品クラスを構築するために必要な基本クラス群を設計したものであると判断された。
(2) 関係情報
一般的に、現状の艤装設計業務においては、関係情報が有効に使われていない。