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(エ) 突き合わせタイプの部材間の接続関係

GPME FLでは設計部材間の接続関係は隅肉タイプしか定義できないが、突き合わせタイプの部材間接続関係も定義できるようにする。

ここで言う設計部材とは、設計者が一つの設計対象として認識するもので、周囲はフリーエッジか、他の部材でトリムされるかで決まる。例えば、外板も上甲板もそれぞれ一つの設計部材である。図のラウンドガンネルの場合、スクェア部の外板と上甲板のようなトリム関係による部材間接続関係はGPME FLでも表現できるが、ラウンド部に現れるような突き合わせタイプの部材間接続関係も表現できるようにする。

(オ) 複数の部材に取り付いている条部材の定義

GPME FLでは一つの条部材は一つの部材にだけ取り付くとして、船舶を構成する条部材のほとんどはこの定義で表現可能であるが、表現能力を高めるため、複数の部材にまたがって取り付いている条部材を定義できるようにする。

(e) 工作との連携

施工法を表現する属性と部材形状との間に関連を持たせ、工作法が変更されたとき部材形状に影響があることを検出できるようにする。

 

 

 

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