日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 技術 > 海洋工学.船舶工学.兵器 > 成果物情報

知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究報告書

 事業名 知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


4.2 構造設計FLの柔軟性向上

4.2.1 構造設計FLの拡張の方向

GPME FLは組立産業汎用性を目指したものであり、造船だけをターゲットとしたものではない。GPME FLには造船向けに拡張したFLであるEFL/Sがあるが、これはGPME用のサンプルアプリケーションが動くレベルをめどに造船用に拡張したものであって、そのまま実用に使えるものを目指したものではない。従って、造船業においてGPME FLをベースとしたPMを実用化するためには、FLを更に造船向けに拡張する必要がある。

一般的に、システムを拡張する場合の拡張の方向としては、使い易さや機能の向上を目指す方向と、システムが対象として扱える範囲を広げる方向の2つが考えられる。本開発研究においても次の2つの方向に分けて拡張要件の検討を行った。

・深さ方向の拡張(構築と操作機能の向上)

・幅方向の拡張(表現能力の拡張)

「深さ方向の拡張」は区画壁や設計部材のデータ表現そのものを主な拡張対象とし、船舶の主要な構造を容易にかつ柔軟に構築し操作できるようにするなど、モデルの質的な高度化を目指す。「幅方向の拡張」は既存CADが表現している詳細構造を表現可能にするなど、モデルのカバー範囲の拡大を目指すものであり、これらの関係を模式的に表したのが図4.2-1である。

なお、4.2では「深さ方向の拡張」について、4.3では「幅方向の拡張」について述べる。

 

094-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら

日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
759位
(35,650成果物中)

成果物アクセス数
15,243

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2023年3月18日

関連する他の成果物

1.「知識共有を基盤とした高度造船CIMの開発研究」の報告書
2.船舶設計計算プログラム取扱説明書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から