(e) Product Model Access Interface(PMAI)
プロダクトモデルアクセスインタフェースは、PMDへのアクセスを実装したライブラリプログラムである。
(f) Graphical User Interface(GUI)
グラフィカルユーザーインタフェースは、FLの拡張とPMDの作成を支援するものである。すなわち、FLの内容を表示してその開発作業を支援するOntoEditorと、PMDの内容を表示してその確認や変更作業を支援するProdEditorとがある。
(g) Application(APP)
アプリケーションは、PMDにアクセスすることで対象とする業務を行う業務応用プログラムである。このAPPはGPMEとの関係において2種類に分類され、GPMEのFL/PMDを前提とした新規作成アプリケーションをNAPP(Native Application)と呼び、また、GPMEを意識せずに作られた既存のあるいは市販のアプリケーションをFAPP(Foreign Application)と呼ぶ。
(3) GPMEのシステム構成
図4.1-2にGPMEのシステム構成を示す。以下に本図に示された各構成要素の概略説明を記す。
(a) FL/UF
オントロジをC++にて実装したライブラリ。
(b) MUL(Modeling Utility Library)
PMデータベースに対するアクセス機能や、インスタンスのクラスタリングやバージョン管理等のインスタンス管理機能、インスタンス情報のファイルによる入出力機能をC++言語にて実装したライブラリ。
(c) PMAP-API
PMAPにて規定された操作を実際のプログラム言語にて実装した、APPの内容に依存しないライブラリ。
(d) ODBMS-API
ODBMS(市販のオブジェクト指向データベース管理システム)のAPI。GPMEでは、ODBMSとしてObjectStoreを利用する。
(e) OntoEditor
グラフィカルユーザーインタフェースによりEFLの開発作業を支援するプログラム。FL情報のファイルによる入出力機能も持つ。