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(5) OSTNの例

OSTNの例を図3.3-2に示す。OSTNの構成要素としては、プロセス中を流れるオブジェクトの状態を表すオブジェクトステート(図で丸)、オブジェクトステートの推移を表すリンク(矢印)、推移の論理関係を表現するジャンクション(小さな丸)、図中の各要素により詳細な情報を付加するためのリファレント(大きな四角)がある。リファレントはプロセスフローでも用いられる。

 

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3.3.2 WfMCモデルの概要

本開発研究では、造船業におけるプロセスモデルを構築し、そのプロセスモデルと後述する市販ワークフロー管理システムで提供される機能を利用したプロセス管理の可能性について今後検討していく予定である。ここでは、市販ワークフロー管理システムに関する標準化を検討しているWfMCが想定しているワークフローモデルを概観する。

(1) WfMCとその目的

BPRの必要性の高まりとともに、業務プロセス管理(ワークフロー管理)の有効性が提案されるようになって来た。この動きに合わせて、システムベンダーは各種のワークフロー管理システム製品を世に送り出している。

WfMCは1993年に創立された非営利団体で、その目的とするところはワークフロー管理システムが扱う情報の内容を整理し、そのインタフェースの標準化を図ることで、ワークフロー技術の発展とワークフロー市場の拡大を目指すものである。

技術的には以下のような標準を定めることを目指している。

・ワークフローサービスや機能を利用するための Application Interface(API)標準

・異なったワークフロー製品を相互運用するための標準

・ ワークフロー製品やプロセス定義とBPRツールとの間でプロセス定義情報を交換するた

 

 

 

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