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(1) モデリングの視点

PMは、比較的具体的な領域、すなわち一連の具体的な製造物の集まりのモデル化である。これに対して、プロセスの定義は非常に概念的である。例えば、プロセスモデルは、図3.2-2に示すように最上位レベルから最下層レベルまで企業活動のあらゆる階層に適用可能である。プロセスモデリングの視点からは、プロセスに関するオントロジが図に示すあらゆるレベルをカバーできれば非常に望ましいが、有効なオントロジとするためには、オントロジの適用を意図するレベルに焦点を当てなければならない。オントロジの一般性と内容の豊富さ(強力さ)をうまくバランスさせることは、プロセスモデリングにおいて特に重要である。

 

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(2) プロセスの分解と統合

PMにおける「Part-of」関係による階層化と類似して、プロセス分解(Decomposition)による階層化はプロセスアプリケーションにとって非常に重要である。製品の「Part-of」関係による階層の統合は比較的簡単であるのに対して、複数のアクティビティとプロセスをより抽象的なプロセスにくくることは非常に複雑である。それは、管理者とエンジニアは異なったレベルの情報詳細度を必要とするからである。例えば、プロジェクト管理者はプロセスの持つ進捗に関連した事項だけに興味があり、図3.2-3においてプロセスを前後関係のある4つのプロセスとして取り扱う。しかし、技術者はより下層レベルのアクティビティ(すなわち図の小さなブロック)を認識する必要があり、その下層レベルのアクティビティ間の

 

 

 

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