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また、風化モデルの計算に必要な物性に関するパラメータは、あらかじめ入力した油種を選択することにより自動的に設定される。

計算結果の表示等については後に4.5で述べる。

 

4.3.5 プリンタ出力の設計

プリンタへの出力は次の2種類がある。

(1)画面上の図をそのまま出力 → 画面ハードコピー

(2)解像度の高い出力     → プリンタ用出力プログラムによる印刷

画面ハードコピーはWindows 95が用意している機能であり、パソコンのディスプレイに表示されている画面をそのままプリンタに出力するものであるが、解像度は低い。専用プログラムによる出力は旧システムでも用いられていた方法で、高い解像度を要求される「漂流状況図」(粒子位置、流速ベクトル、風速ベクトル、等)の印刷に用いられる。

どちらの方法を用いるかはメニューで選択できる。

 

4.4 風化モデルの改良

海上に流出した油は、揮発成分が直ちに蒸発し始め、それにやや遅れていわゆる乳化が始まる。流出油の防除対策を施す上で、これらの油の風化による粘度の変化、体積変化等は防除資機材の選択や使用タイミングの判断にかかわる重要な情報である。OSSSでは、この物性変化予測を拡散漂流経路予測と同時に行うようになっている事が一つの特長である。

旧システムの開発以後、当シップ・アンド・オーシャン財団の研究によって、この風化について新しい知見が得られた1)

本年度の研究は、この新しい風化モデルをシステムに取り入れる事も目的の一つであるので、これについて述べる。

 

4.4.1 従来のモデル

旧OSSSの風化計算では、図4.8に示すように蒸発率の計算で得られた無水油の粘度・密度に含水影響の修正を施して含水油の粘度・密度を求め、これから得られるシュミット数を蒸発計算に饋還?して計算を進めている。また、含水率は、含水遅れ時間以後は蒸発率、物性変化とは無関係に一定の飽和含水率と海象のみに関係する微分方程式によって計算される(図の??が無い)。

 

 

 

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