* 代表理事の業務指示書作成
* 代表理事の賃金及びその他全職員の賃金枠決定
* 管理手続の承認
* 品質保証監査の実施
管理部
* 常設の管理部が、NOFOの日常運営業務を行う。
緊急防災組織
基地
NOFOはノルウェー沿岸に五つの基地を保有している。基地はノルウェー海域のどの油田にも規定時間内に到達できる場所にあり、回収量に関するガイドラインを十分満足する機材を備えている。
油回収船
油回収船は、必要機材及び回収油を収容するように改装されたオフショア支援船である。全加入者は、NOFOが適当な船舶を緊急防災組織に組み込むことができるとした『船舶協定』に署名している。(油回収作業のため補給船を改装するに当たっての必要条件は本論文の発表者から入手可能。)
曳航船
曳航船隊はNOFOと契約を結んだ改装された外洋漁船から成る。通常の漁船として操業しているが、緊急時に所定の対応時間内に間に合うように、十分海岸付近に所在しなければならない。
緊急防災要員
緊急防災要員とは緊急時に機材の運用を行う者で、ノルウェーの海岸沿いの様々な企業の社員が当たる。NOFOは、雇用主との協定により緊急時及び必要な訓練・演習のために要員を召集する権利を有している。
現場指揮者
NOFOには熟練した現場指揮者集団がある。グループの全員がNOFOの加入企業の社員である。通常の勤務時間外に必要な訓練・演習を受けている。更に彼らは名簿登録されており、常時一人が任務に就いている。
タンカー
大量の回収油を処理するため、NOFOはノルウェー石油業界の殆どのシャトルタンカーを運用している会社と協定を結んでいる。
リモートセンシング・監視
夜間の作業を効果的に実施するため、NOFOでは次の様な監視体制が利用可能である。
* 赤外線カメラによる航空監視
* 側方監視空戦レーダー及び赤外線・紫外線走査装置搭載の監視用航空機(ノルウェー当局を通じて使用可能)
* 映像が油回収船の船橋に送信される、ヘリコプター搭載の赤外線カメラ
B. 漂流油着岸防止のための効果的対策を含む海上油回収作業
ノルウェーの、石油事業における非常事態対応準備の関連規定に、次のような記述がある。『重大な油流出