1/Geographical dispersion of drifting spilled oil
2/Location of shipwreck
3/Sakai
4/Maizuru
5/Tsuruga
6/Mikuni
7/Bow
8/Kanazawa
9/Nanao
10/Toyama
11/Naoetsu
12/Niigata
13/Hegura Jima
14/Sado
討論
ゲインズフォード: 仮設道路の目的について教えていただけますでしょうか。
鈴木 : 当時、船首部に残っている油は約2,800kLぐらいという状況でした。漂流している間に多少抜けているので、残りは2,000kLぐらいであったろうと思います。漂着後、海上からのサルベージ作業としての油の抜き取り、それから、陸上から仮設道路をつくって油の抜き取りと2本立てにしましたのは、まず海上の状況が非常に厳しく波浪が高く、風も強いので、平穏な状態の日が少なかったためです。連続して2日ないし3日の平穏な日が続かないと、海上からの回収作業も可能にならない。平穏な日が1日程度では、作業準備だけで半日、1日かかってしまい不充分です。実質、海上からの回収作業ができないということが懸念されましたので、海上と、陸上の両面で油の抜き取り作業を進めるためでした。
ゲインズフォード: IOPC基金ではこの資金提供に対しては前向きなのでしょうか。仮設道路をつくったコストや、海上での油の抜き取りに関しての資金をIOPC基金で出すことに対して前向きなのでしょうか。