ワークショップ
・日時:平成9年11月10日16時〜17時
・場所:(財)港湾空間高度化センター6階大会議室
・出席者
(講師)
リオデジャネイロ埠頭公社エンジニアリング・開発ディレクター アイルトン・コスタ・シャビエル
(参加者)、
(財)港湾空間高度化センター戸嶋理事長
常陸理事兼第一調査研究部長、早藤情報サービス課長、滝野主任研究員、伊与久主任研究員、馬場第二調査研究部長、小田主任研究員、鈴木研究員、牛房研究員、押鐘職員
片岡理事兼環境研究部長、吉田主任研究員、和田職員
米国ニューヨーク州登録建築家(ペンシルバニア大学博士課程在籍)リチャード・ウェイン・バーマン英国ネピア大学経営学科講師アルフレッド・ジョン・ベアード
(通訳)
木村京子
・シャビエル氏講演
(はじめに)
まず、ご招待いただきましてありがとうございました。今回ここに来れましたことは、ブラジルについて皆さんがご存じないことを教えて差し上げられる、あるいは日本から何か学べる貴重な機会だと思っています。ありがとうございます。
日本人の多くの皆さんはブラジルのことをよくご存じだと思います。ひょっとすると、ご親戚のどなたかがブラジルに住んでいるという方もいらっしゃるかもしれません。日系の方は残念ながらサンパウロ地区が中心で、リオには余り住んでいらっしゃいません。私が今回ここに来ましたのは時宜を得たことだと思います。といいますのは、今、ブラジルの港湾の近代化のモデルという形でリオデジャネイロが動いているからです。ブラジルでは今日まぐるしく状況が変わっています。港湾の近代化に関して先進各国からいろいろと学ばせていただきたいと思います。ブラジルは既に開発が遅れている国ですので、先進各国が今までおかしてきた間違いの二の舞にならないように学ばせていただく必要があると思います。再開発について、難しい問題があります。ブラジルの経済はこれまで、どちらかというと世界経済に閉ざされたイメージをお持ちかと思います。ブラジルは大きな国で、面積的には世界第6位、GNPでは世界第8位の国です。コンテナ輸送取扱量は150万TEUです。今回この共同研究に参加させていただきまして、日本の方々、アメリカの方、スコットランドの方とともに学ばせていただく機会を得ましたので、これからどのようにバリアを打ち破って高いレベルの開発を実現していくか、ともに考えていきたいと思います。
ウエーブという機関が1987年11月に誕生したということで、10周年おめでとうございます。私、先週の火曜日の朝にリオデジャネイロを出たのですが、その直前に盛大なお祝いを行いました。