ワークショップ
・日時:平成9年11月10日 15時〜16時
・場所:(財)港湾空間高度化センター6階大会議室
・出席者
(講師)
英国ネピア大学経営学科講師 アルフレッド・ジョン・ベアード
(参加者)
(財)港湾空間高度化センター 戸嶋理事長
常陸理事兼第一調査研究部長、早藤情報サービス課長、滝野主任研究員、伊与久主任研究員、馬場第二調査研究部長、小田主任研究員、鈴木研究員、牛房研究員、押鐘職員、片岡理事兼環境研究部長、吉田主任研究員、和田職員
米国ニューヨーク州登録建築家(ペンシルバニア大学博士課程在籍)リチャード・ウェイン・バ―マン
リオデジャネイロ埠頭公社 エンジニア・開発ディレクター アイルトン・コスタ・シャビエル
(通訳)
木村京子
・ベアード氏講演
(はじめに)
まず、お招きいただきましたことに対してお礼を申し上げたいと思います。今回こちらに参りまして研修できることは非常に名誉なことだと存じます。また、現在イギリスではフェリー輸送量は急激に伸びてきています。その意味で絶好の機会を与えていただいたと思います。滝野さん、伊与久さんはじめ、インタビューを設定していただいた方々、お骨折りをいただきまして、どうもありがとうございます。
私のこれからのお話は、私がこれまで行ってきたイギリスのフェリー産業に関する研究のお話を若干させていただきたいと思います。私の話の中でUK(ユナイテッド・キングドム)とブリテンという言葉が出てくると思いますが、両方とも同義語です。最初にイギリスのフェリー産業について、これまでわかってきたことをお話しさせていただいて、その後、今回のジョイント・スタディでどういうアプローチを取っていくか、私が考えていることを申し上げたいと思います。私の話の構成ですが、皆様のお手元に幾つか表があるかと思いますが、まず最初に、輸送量がどのように伸びてきたかについて、主要なフェリー港湾について、フェリー部門の重要性についてお話しさせていただきます。また、フェリー産業について、4つの主要なエリア(イギリス海峡、アイリッシュ海、北海、国内)に分けてお話しさせていただきたいと思います。フェリー産業のキャパシティーについても、船の数、貨物、乗客の面でお話しさせていただきます。地理的に見てどことどこが競合しているか、あるいはフェリー・ビジネスがどのようにマネージメントされているか、どのような規制があるかというお話をさせていただきます。
(イギリスにおけるフェリー産業の現状)
まず、お手元の表1をご覧ください。フェリーでの輸送量はどのぐらい増えてきたか、貨物(私どもはこれをトレーラーあるいはトローリーという数え方をする)の欄を見ていただきますと、表にあります10年の間で約倍増しています。