3.6 最小自乗測位演算
3.6.1 完全性チェック方法の分類
測位の完全性のチェックと測位に使用する衛星の選択とは密接に関係している。基本はWAASで異常がないと認められた衛星(WAAS HEALTHY 衛星)のみで測位を行う。(表3.12)〜4)に相当)
このとき、異常衛星の排除はWAAS完全性情報によって行う。また測位結果の精度をHPLWAAS、VPLWAASによって、推定する。
WAAS HEALTHY 衛星のみでは測位が行えない場合はGPSによる健康状態がHEALTHYのものを測位に加えることが出来る。この場合、WAASによって、完全性は保証出来ず、故障検出及び排除(FDE)又は故障検出(FD)による受信機自律型完全性モニタ(RAIM)によって完全性のチェックを行う。測位結果の精度はHPLFD、VPLFDによって推定する。
上記以外の場合は、測位は行えても、完全性は保証出来ない。これらの関係を図3.10に示す。