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し、UNHEALTHYの情報は2回のチェックを待たずに有効となるようにする。

・ GPS軌道情報メモリの二重化

WAASの長期補正のデータは、衛星の軌道情報の発行番号(IODE:Issue of Data Ephemeris)に対応して作られ、WAAS側の長期補正データにはそのIODEがIOD(Issue of Data)として補正データと同時に放送されている。受信機側ではGPS衛星のIODEとWAAS長期補正のIODを比較し、同一の場合のみ、当該データでGPS衛星の長期補正を行う。(図3.2-a)

 

075-1.gif

 

GPS衛星側のIODEは定期的に更新され、WAAS衛星からの長期補正値のIODもそれに対応して更新されるが、その間に若干の時間遅れを生じる。IODEの更新と同時に受信機中の軌道情報を書き換えた場合、IODEの更新からIODの更新まで長期補正を行えない期間を生じる。(図3.2-a)

 

075-2.gif

 

この不都合を生じないよう、WAAS衛星の放送するIODが最新のIODEに一致するまでは一つの古いIODEのデータを用いて長期補正を行えるよう、GPS軌道情報のメモ

 

 

 

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