日本財団 図書館


3.2.6 AIRMAPシステム

 

(1)概要

パイオニアナビコム社は小型機用地図情報システム(AIRMAPシステム)を開発している。AIRMAPシステムの最新型であるAMS-2100は防災・報道ヘリコプタの位置確認から飛行場情報の検索まで幅広い用途に対応している。

更にAIRMAPシステムには将来発展型機能として、航空機位置監視システム(AAM:Auto Aircraft Monitoring system)との運動が可能な通信アプリケーションが用意されている。AAMは特定のGPSレシーバー及び地図表示装置を搭載したヘリコプターから飛行中の緯度経度その他の情報を空中線により伝送させ、地上にある基地局のPCモニター画面でその位置を把握することによりヘリコプターによる救急救難活動や報道取材活動を側面から援助できるシステムである。

 

(2)特徴

AAMシステムは次の特徴を有している。

・専用GPSレシーバー及び地図表示装置(AIRMAPシステム)を位置伝送用に使用。

・地図表示装置の付属ディスプレイ上で基地局からのメッセージ受信が可能。

(双方向通信を行った場合)

・地上システムのソフトはWindows95対応PC端末に簡単にインストールができる。

・30機までのヘリコフターを順次モニターできる。

(双方向通信を行った場合)

・位置取得の時間間隔は約5秒(1機のみモニターの場合)を最短として任意設定可能。

・ヘリコプターの飛行軌跡と各ポイントにおける通過時刻、速度、進行方位データの取得及びこれらのデータ保存が可能である。

 

(3)構成

AAMシステム(ヘリコフター1機をモニターする場合)の構成を表3-4に示す。

 

080-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION