き近くのすべてのネットについてのデータベース、及びこれらの最新の信号品質の計測値を蓄積するものとする。MACサイクルごとに、機上無線機は一つの計測値を更新するものとする。もし、もう一つの地上局がより強力な信号を[3]計測値に対して提供するならば、その航空機はその新しいネットがより良いリンクを提供すると決定するものとし、航空機をその新しいネットに転送するものとする。さらに、もし3T構成の航空機局が“ロスト”状態になり、その割り当てのネットとのコンタクトがとれないならば、航空機は次の最強の地上局信号とのコンタクトを試みるものとする。もし航空機局が、ある新地上局の位置を突き止めることが出来ない場合は、LMEは通知を受けるものとする。LBAC11信号が受信されない場合にも、LMEは通知を受けるものとする。
3.6 データリンク・サービス(DLS)(モード3)
3.6.1 サービス
DLSサブレイヤ・サービスは、TDMAのV/Dスロットを通して実施されるものとする。これらのサービスには、フロー制御、誤り検出と回復、フレーム・シーケシング及びアドレス識別が含まれるものとする。
3.6.1.1 フレーム・シーケシング
フレーム・シーケシングは、3.3.1.1項の定義によるものとする。
3.6.1.2 誤り検出
誤り検出は、3.3.1.2項の定義によるものとする。
3.6.1.3 アドレス織別
データリンク層ヘッダには、航空機アドレスのみが含まれるものとする。拡張アドレッシングは、ISO3309を使ってDLSサブレイヤによって与えられるものとする。
3.6.1.3.1 アドレスの独自性
すべての機上局は、24ビットICAOアドレスによって独自のアドレスを付与されるものとする。
注) モード3のDLSでは、地上局アドレスは使用されない。
3.6.1.3.2 一斉同報アドレシング
一斉同報アドレシング・サービスは、3.3.1.4項の定義によるものとする。