日本財団 図書館


3.5.4.1.2 代替タイミング基準(Alternate Timing Reference)

 

3.5.4.1.3項から3.5.4.1.5項の手順により必要な場合に、航空機側VDLは、ATSからTS2における代替タイミングを導出するものとする。ATSは、ユーザ・グループまたは他のユーザ・グループ(が利用できる場合に)に関連したpoll応答(3T構成を除く)であり、そしてMACサイクル間に受信される航空機無線機のユーザ・グループをコントロールするものでなく、スロット内のMアップリンク・バーストであるものとする。この代替タイミングは、受信したV/D(音声)バーストの同期シーケンスの第1受信シンボルに基づくものとする。航空機側VDLは、以下の条件に一致した場合にATSからタイミングを得るものとする。

131-1.gif

ここで、Taは航空機無線機クロックにより測定されるATSの予測時刻、Trは航空機無線機クロックに関するATSの実際の到達時刻、そしてTsはシンボル機関とする。

注) この代替タイミング基準は、最終的にアドレシング/ポーリングを個別に利用できないとするなら、地上局においては実行されない。

 

3.5.4.1.3 コースト・タイミング・カウンタ(CTC:Coast Timing Counter)

 

航空機側VDLは、コースト・タイミング・カウンタ1(CTC1)、コースト・タイミング・カウンタ2(CTC2)及びコースト・タイミング・カウンタ3(CTC3)を維持して各MACサイクルのタイミング状態を決定するものとする。CTCは、表3-53に従って維持されるものとする。

131-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION