付録A
VHFディジタル・リンク(VDL)
TDMAモード(モード3)
STANDARDS AND RECOMMENDED PRACTICES
(1.3版)
(ドラフト)
(1997年7月)
1章 定義及びシステム能力
1. 定義及びシステム能力
1.1 定義
次の用語は、本文書において以下に定義されるとおりに使用される。
バースト(Burst) 連続的なビット・ストリームで、Mバースト、またはV/Dバーストのどちらかから成る。
コースト・タイミング(Coast timing) 機上無線機が地上局からタイミング同期パルスを受信していない場合のタイミング状態。機上ユーザは、代わりにnon-coastingの機上ユーザとの同期をとることを試みるものとする。しかしながら、機上タイミングは、精密ではないので追加のガードタイムが必要となる場合がある。
コードレート(Code rate) 全体としての伝送されたビットに対する情報ビットの割合で、誤り保護コード用である。
ゴーレイ・コード(Goley code) 1/2のレートの誤り訂正コードで、24ビットのブロックサイズ内で3ビットの誤りを訂正可能で、4ビットまでの誤りを検出出来る。
地上網インタフェース(Ground network interface) 地上設備であって、音声スイッチ及びATNルータを、VDLプロトコルを介して遠隔の無線機とインタフェースを取る。
明確なハンドオフ(Explicit handoff) XIDを交換することにより始動されるハンドオフ。
暗黙のハンドオフ(Implicit handoff) データフレームを交換することにより始動されるハンドオフ。
ルータ内ハンドオフ(Intra-router handoff) 同一のルータに接続されている二つの地上局における、一方の地上局からもう一方の地上局へのハンドオフ。ルータ内ハンドオフ
においては、サブネットワーク接続は、定位置に留まる。