ドラフトSARPsに定義されているDLSシステム・パラメータの管理を行う。(パラメータの内容については、巻末付録-A ドラフトSARPsを参照)
4.4.3.4 媒体アクセス制御(MAC)処理機能
MAC処理機能は、4.4.3項で示したようにTDMA制御部と機能を分担して有している。通信処理部のMAC処理機能の有する機能を以下に示すとともに、各々の機能概要について示す。
・ システム・データ(Mバースト)及びヘッダ・データ(V/Dバースト)作成及び管理機能
・ ユーザ・グループ管理機能
・リンク管理支援機能
・MACシステム・パラメータ管理機能
(1)システム・データ(Mバースト)及びヘッダ・データ(V/Dバースト)の作成及び管理機能
システム・データ(Mバースト)及びヘッダ・データ(V/Dバースト)は、MACサイクル毎に作成するのではなく、VDL実行中変更のない項目については固定データとしてデータ・フォーマットの形で内部に保持しておく。使用する場合には、保持データをメモリ転送し可変データのみを書き込むものとする。システム・データ及びヘッダ・データの内容について以下に示す。(システム・データ及びヘッダ・データのフォーマットについては、巻末付録-AドラフトSARPsを参照)
・システム・データ(Mバースト)
メッセージID:可変
音声信号:本システムでは未使用
航空機ID:可変
システム構成:3T(固定)
スロットID:可変
地上局コード:固定
スケルチ・ウィンド:固定
・ヘッダ・データ(V/Dバースト)
メッセージID:可変
スロットID:可変
地上局コード:固定