(2)リンク解放機能
リンク解放は、機上通信処理部から網離脱メッセージを送信することにより行う。地上局は、網離脱メッセージを受信した場合、当該航空機へのポーリングを停止する。
(3)LMEシステム・パラメータ管理機能
ドラフトSARPsに定義されているLMEシステム・パラメータの管理を行う。(パラメータの内容については、巻末付録-A ドラフトSARPsを参照)
4.4.3.3 データリンク・サブレイヤ(DLS)処理機能
DLS処理機能は、シナリオで設定されるユーザ・データをフレーム転送により送受信し、フレーム制御を行う。DLS処理機能の有する機能を以下に示すとともに、各々の機能概要について示す。
・データ送受信管理機能
・フレーム制御機能
・DLSシステム・パラメータ管理機能
(1)データ送受信管理機能
シナリオ・データの送信フレーム及び相手局からの受信フレームに対して、以下の項目を管理する。
・自局/相手局アドレス
・フレーム・シーケンス
・フレーム・チェック・シーケンス(FCS)(受信データのみ)
・伝送キュー管理
・再送信管理
(2)フレーム制御機能
シナリオの送信データに、アドレス・フィールド及びリンク制御フィールドを付加してISO3309のフレーム構成に組み立てる(フラグ及びFCSはTDMA制御部で付加する)。ISO3309フレーム構成については、巻末付録-A ドラフトSARPsを参照のこと。相手局からのフレーム・データの受信については、アドレス、フレーム・サイズ及びFCS誤りの検査を行う。
(3)DLSシステム・パラメータ管理機能