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3.2.2.3 サブネットワーク・コネクション確立

 

サブネットワーク・コネクション確立は、DLSコネクション確立に続くか、またはSNが上位層からサブネットワーク・サービス・データ・ユニット(SN_SDU)を受信した時(例えば、優先度を持ったCLNP PDU)に、航空機または地上のどちらかにより起動される。

サブネットワーク・コネクション確立を起動するために、送信側SNは、受信側SNに対して優先度を持ったサブネットワーク初期化要求(CMP_INIT_REQ)プロトコル・データ・ユニット(PDU)を送信する。受信側SNがこのPDUを受信し要求を受け入れた時、サブネットワーク初期化応答(CMP_INIT_RSP)を送り返す。これでサブネットワーク・コネクション確立処理が完了する。図3.2.2.3に、航空機起動サブネットワーク・コネクション確立中のPDU転送を示す。

052-1.gif

 

サブネットワーク・コネクション処理には、以下の2つが存在する。

・明確化サブネットワーク・コネクション

・急速化サブネットワーク・コネクション

明確化サブネットワーク・コネクションは、データリンク・コネクション確立及びサブネットワーク・コネクション確立が個別に行われることを示し、一方、急速化サブネットワーク・コネクションは、これらのコネクション確立が同時に行われることを示している。急速化サブネットワーク・コネクション確立は、IDRPコネクション確立時間を短縮するために使用される。

 

 

 

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