(2) 指摘項目
評価項目表だけではその項目の可否の要因となる理由が正確に把握しきれない。
それを解決するため、評価アンケートに記入された評価コメントとそれに対する対応方法をまとめ以下に示す。
(A) 指摘事項
(a) 将来インターネットなどから外部データを取り込むことを考慮する必要がある。
(b) データブロックの表示位置を重ならないように、自動で再配置する必要がある。
(c) ターゲットシンボルの凡例(形、色)画面を表示する必要がある。
(d) 航空機の位置更新などに見られる、画面のちらつきを無くす必要がある。
(e) CPDLC等の画面が割合的に大きすぎるので見直す必要がある。
(f) 応答要メッセージのレスポンス送信の有無を、判別できるようにする必要がある。
(g) 異常接近探査(FOM精度円の表示、ボックス表示等)をする必要がある。
(h) 応答要メッセージのレスポンスメッセージを限定して表示する必要がある。
(i) 狭い画面に表示するものが多すぎるので画面を機能別に分割(物理的に別々の画面)に表示する必要がある。
(j) CPDLCのメッセージがダウンリンクされた時、データブロックを点滅または色替えをして表示する必要がある。
(k) 表示の色調を工夫する必要がある。
(l) 安価にすることと運用要件を削減することについてもう少し検討する必要がある。
(m) 各国のCAAはネットワークインターフェイスを必ず1つ持っていると思われるのでオプションの1つとして、SITAインターフェイスを設定しておく必要がある。
(n) 航空機情報画面、周期リクエスト送信画面、イベントリクエスト送信画面、フライトプラン画面等を表示した状態で、航空機をクリックし選択できたほうがよい。
(o) コールサインを入力または選択することにより、ターゲットシンボルが点滅する等、航空機の表示位置が確認できないか。
(B) 指摘事項の対応(回答)
以下(a)〜(o)は、上記(1)指摘事項の項番に対応。
(a)外部データの取り込みおよび(m)SlTAオプションについては、近隣諸国のネットワーク事情、ネットワークの機密性を考慮しこれからの検討課題となる。
(b)自動再配置、(g)異常接近探査、(c)凡例画面表示、(i)画面分割、(l)運用要件の削減および(o)コールサイン検索については、現在最小構成PC1台で本アプリケーションを実現できるようにソフトウェアを作成しているので、これらを解決するためには、管制航空機数の増加に適用できる、マシン構成、PC本体の処理能力を踏まえ検討していかなくてはならない。
本アプリケーションのソフトウェア機能は、非常に移植性の高いものであるのでこれらを実現するのは容易であると考えられる。
(h)限定表示、(j)データブロック点滅および(n)航空機クリックについては、ユーザカテゴリの作成、データブロックの点滅、航空機情報画面からの航空機のクリックで、実施済みである。
(d)画面のちらつき、(e)画面サイズ縮小、(f)レスポンス送有無、(k)色調については、評価委員の指摘が多く改善を実施した。