代表的携帯用電子機器が航空機に与える影響調査実施要領(飛行中)
1. 目的
平成10年3月までの予定で、航空振興財団の受託研究として、航空機内で使用される電子機器の電磁波干渉技術調査を行っている。今までに、代表的な携帯電子機器が発する電磁波特性や、地上における航空機で、いくつかのSystemが持つ経路損失の特性或いは航空機内で実際に携帯電子機器を使用しての試験を行った。これら調査の一環として、実際に飛行している航空機内で、一般的携帯電子機器を使用した試験を行う。
2. 実施日時/便名
1998年1月17日(土)
JL2591便 HND-SPK(STD 0625L/STA 0755L):Ferry便
3. 使用機材
ボーイング777型機
4. 試験方法
(1) 航空機が離陸後、Seat Belt Signが消灯したことを確認し、表-Aに示した7種類の携帯用電子機器を、添付-1に示したそれぞれの座席で作動させ、Cockpit内の計器表示システム、通信システム等に、通常と異なる動作が発生しないかどうかをモニターする。
(2) 通常と異なる動作が発生した場合は、作動させている携帯用電子機器の電源SWを切り、Cockpit内の計器表示システム、通信システム等が、通常の状態に復帰したかどうかを確認する。
(3)Seat Belt Signが点灯後、すべての携帯用電子機器の電源SWを切り、試験を終了する。