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枕崎航空少年団

事務局 下山健一

 

枕崎航空少年団も結団から早や5年目を迎え、その間毎年、航空教室の開催通知をいただいておりましたが、ようやく私の番となり、初めて参加させていただきました。

というより、これまでは、幹部団員の方々にお願いしてきたのですが、今回の研修は、連休期間に実施されたため、職場に気兼ねなく参加できたということ、また、研修内容が特に興味深かったことから、自ら志願し、参加させていただきました。

研修は、わずか1泊2日の日程ではありましたが、綿密周到なスケジュールのもと、内容の充実した有意義な研修ができました。

また、研修終了後のアルコールコミュニケーションは、全国の航空少年団から参加された幹部団員の方々との懇談の中で各国の動静を伺うことができ、たいへん参考になりました。

特に興味深かった科目は、航空機操縦の基本であり、計器類を見ながら操縦かんを動かすと、機体が上下左右にリアルな動きをして、実機を操縦しているような体感が得られ、時間と経費?がゆるされるなら、もっとじっくりやってみたいと思いました。

しかし、いきなり操縦するのではなく、コントロールの仕方や計器類の見方等について事前に座学をしてから体験すると、より効果的な訓練ができるのではないかと思われます。(時間不足という難点はありますが…)

管制塔、レーダールーム見学は、事前に説明を受けてからの研修でしたので、管制塔の説明や業務内容が分かり易く、羽田空港に離発着する多数の航空機を見事に誘導する管制官に感心する一方、一時も気をゆるせないたいへんな仕事だと思うことでした。

上記の二つの科目については、こういった研修でなければ、地方の団ではなかなか体験できないことであり、たいへん貴重な体験をさせて頂いたと思っております。

討論会については、研修前に問題提起をして頂いたり、いくつかのテーマを設けて分科会形式での討論会にしていただくと、一層興味深いものになるのではないでしょうか。

一方、日米航空少年の交歓については、枕崎では参加資格の問題等でまだまだ先の話しだと、あまり気に留めていなかったわけですが、初めて詳しいお話を聞いて、これから真剣に取り組まなければと思いました。

また、その他の科目についても、団活動に直接役立つ内容をご指導いただき、認識を新たにするとともに、今回の研修体験を生かして、魅力ある航空少年団活動ができるよう頑張りたいと思います。

終わりに、この航空教室を企画し実施するに当たって、尽力された本部事務局の皆さんをはじめ、指導者、講師の方々に心から感謝するとともに、今後も、このような研修会に一人でも多くの団員達が参加できますよう願いしまして、研修報告とさせていただきます。

 

 

 

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