6) 懇親会 宿泊
羽田綜合センター内の教室を全員で片づけて、懇親会場とした。全国各地から集まった幹部団員、講師、本部役員ら一堂に集まり、立食にて会食、懇談し、インフォーマルな雰囲気のうち、盛会であった。別の形での情報、意見の交歓を行うことができた。このことは、各団の交流を一層深める効果があった。
宿泊は、周辺に大きな宿泊施設がないため、近辺のビジネスホテル3ヵ所に分泊した。これが1ヵ所に宿泊できれば、更に友情の交流が図れたものと思われる。
7) 航空機操縦の基本
羽田綜合センター日吉所長による航空機操縦についての座学(30分)の後、実際のシミュレーターを使用しての訓練が行われた。GAT-?,GAT-?,YS-11,ヘリコプターと各機種について、教官つきで、交代でシュミレーターの操縦桿を握っての体験搭乗を行ない、全員大満足であった。
8) 航空管制システムの現状と将来
航空路システムについての講義は、航空局内の教室において、女性管制官・航空保安大学教官の講師による航空管制システムの歴史、現在および将来の講義があり、質疑・応答のあと、同じ建物内の管制塔・レーダールームの見学をし、説明を受けた。最新鋭の管制施設の見学は、幹部団員の良き経験になったものと思われる。
9) 全体会議
本部から各団に対しての連絡事項、今後の計画、方針等の説明を行った後、今回の航空教室の成果について、反省の討論会に入った。最終日、最後のプログラムで全員すっかり打ち解けて、活発な意見の発表があった。代表的なものは、別添のとおりであるが、要約はおよそ次のとおりである。
?コンパクトで内容の濃い航空教室であった。出席できたことに大変に感謝している。
?各団の幹部と知り合い、話し合うことができて非常に有益であった。他団の活動状況がより深く理解できた。
?幹部団員向けの航空教室は毎年実施してほしい。できれば、幹部団員と幹部団員候補のレベルを分けた教室にしてほしい。
?国際交流については、今後は、各回にもっと訪日団のお世話等に協力させてほしい。
また、訪米団への応募ももっと積極的に行いたい。
率直な意見の発言が多くあり、毎年行われている団長会議での発言とは別に、今後の航空少年団活動に大いに参考となった。
この後、航空少年団久保副本部長より参加者全員に修了証書が授与され、航空教室の行事はすべて完了した。
最後に、この青少年航空教室の開催に絶大なるご援助を賜りました(財)日本船舶振興会殿に深い謝意を表し、心より御礼を申し上げます。