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G 応急処置・レスキュー

 

1 マシントラブルを起こした場合のレスキュー

 

水上でマシントラブルを起して走行不可能となった場合のレスキューは、下記(I-図)のようにロープで曳航する。

 

2 軽傷者のレスキュー

 

(1) 上半身を負傷した場合

 

負傷者がマシンに腹ばいになれる状態であれは(I-図)のように負傷者を気にしながらロープで曳航する。また、(II-図)のように負傷者をマシンに正座させるように乗せ負傷者を抱え込むように後方に回り安全上問題のない速度で岸へ運ぶ。

 

(2) 下半身を負傷した場合

 

負傷者を(III-図)のように背負いウォータークラフトの水流を負傷者に当てないように注意しながら運ぶ。

 

(ポイント)

・負傷者の状態を確認する。

・負傷者に適した救助方法をとる。

・一定の速度で安全に運ぶ。

・絶対にあわてず、焦らない。

 

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3 重傷者のレスキュー

 

重傷者のレスキューについては、次のことに注意しよう。

 

・出血箇所のある場合、止血を行ってから運ぶ。

・意識や呼吸の確認を速やかに行う。

・頭を打っているときは、すぐに動かせない場合があるので十分に重傷者の状態を確認しよう。

・あまり体を動かさず重傷者に負担のかからない状態で救助するのがベストである。

 

 

 

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