重傷者のレスキュー
重傷者のレスキューについては、特に注意が必要。出血箇所がある場合には止血をしてから選んだり、また頭部を打っている場合などすぐに動かせない場合もある。また意識や呼吸の確認なども速やかに行い、あまり体を動かさない、また負担のかからよい状態での救助が好ましい。
意識があり状況を確認した上で、もし艇に乗せていけるようであれば下の写真のように、後方から指導員かかかえるようにして、そのまま曳航してもらう。また意識がない場合や他の重傷者がいる場合には右下のイラストのように小型のボートなどに横にした状態でレスキューするのがいい。なによりも指導員としては、事故を起さないようにするのがベスト。しかし万が一の場合に備えて、メンバー同士で定期的にレスキューの練習を行うようにしてほしい。また、日頃からレスキューに必要なものを常に用意しておくなど、事故やケガに対する総合的なシステム作りが望まれる。